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ピナ・バウシュ




ピナ・バウシュが亡くなったという訃報がショックです。
舞踊の世界に深く知識があるわけではないのですが、
ピナ・バウシュとヴッパタール舞踊団の公演にはここ10年程来日の度、足を運んでいます。
人の喜びや優しさや美しさやユーモア、悲しさ、怒り、恐怖心にいたるまでの様々な表現を、
断片的に展開されるストーリーと舞踊と音楽でつくり出していく舞台には、
毎回コンセプトがしっかりと根付いていて、芸術という言葉そのものでした。
不思議な感覚になる世界観と振り付けの数々は空間をねじ曲げ、
異空間へとトリップしてしまったかのような驚きを感じさせ、新しい感覚と刺激を体感でき、
感動を与えてくれる特別な時間でした。
そして何よりもピナ・バウシュの人柄と雰囲気がとても魅力的でした。
彼女自身の舞踊を直接見ることができたのは、
今では何か宝物のような大事なものになっているなと感じています。


決まっている2010年の公演がどうなるのか気になります。
日本文化財団


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